2009年12月25日

クリスマスの詩

 牡牛たち
 ハーディ(1840-1928)

クリスマスの前夜、ちょうど十二時。
 「いま全部そろって ひざまずいているよ」
そう古老が言った、わたしたちが寄りあって
 暖炉の火のそばで くつろいでいるときに。

わたしたちは 素直でおとなしい家畜が
 藁を敷いた小舎にいる様子を想像して、
そこにいる者ひとりとして 動物たちが
 ひざまずいていることを疑わなかった。

近頃では こんな美しい空想をめぐらす人は
 あまりないだろう! だが わたしは思う、
もしだれかが クリスマスの前夜に、
 「行こう、牡牛がひざまずくのを見に、

むこうの谷のそば、子供のときに知っていた
 寂しい納屋に」と言うならば、
わたしはいっしょに 暗がりの中を出かけるだろう、
 そうあることを 望みながら。

              (安藤 一郎 訳)
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