2009年12月19日

クリスマスの小さな楽しみ方:街中で味わう

素晴らしいレストランを予約して、彼氏と一緒に出かけてプレゼントをもらわなくても、
家族全員でケーキを囲んでクリスマスプレゼントを交換することができなくても、
小さくクリスマスを楽しむ方法はたくさんありそうです。

クリスマスは今やクリスチャンだけの行事ではないので、イベントは目白押し。
どこに行ってもクリスマスムードの演出は満点です。

特別なところに行かなくても、ちょっとスーパーに行くだけで、クリスマス気分が味わえます。
デパートだったら尚、華やかに、楽しげに演出されています。
買い物をしなくても、百貨店やショッピングモールに足を運ぶのもいいものです。

わたしが今住んでいる東京では、あちこちでクリスマスイルミネーションが輝いています。
普段は行かないけれど、ちょっと足を伸ばしてみれば、クリスマス気分を満喫できます。
何度か行ったのは恵比寿の豪華なシャンデリア。
新宿駅の南口でも、イルミネーションが有名です。
大崎駅に行ったときも、クリスマスツリーが幾つも飾られ、綺麗でした。
新宿は高島屋ガーデンでもイルミネーションをしていたのを覚えています。

実家は全然東京ではありませんが、やっぱりデパートが並ぶところは豪華なイルミネーション。
人気のケーキ屋さんでも素敵な飾りをしています。

それに最近は、クリスマスイルミネーションを綺麗に飾っているお宅も多くあります。
夜のお散歩は、意外な美しい発見をすることがあります。

ちょっとケーキ屋さんに入ると、サンタさんの顔のカップにプリンが入っていたり。
花屋さんの前を通ると、クリスマスツリーやポインセチアが売られていたり。

ほんの少しの外出で、充分クリスマス気分を味わえますよね♪

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2008年12月25日

聖句

今日は本物のクリスマスなので、やはり聖句を読んでみようかな、と思いました。

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マタイによる福音書より

イエスがヘロデ王の代に、ユダヤのベツレヘムでお生れになったとき、見よ、東からきた博士たちがエルサレムに着いて言った、「ユダヤ人の王としてお生れになったかたは、どこにおられますか。わたしたちは東の方でその星を見たので、そのかたを拝みにきました」
  ・・・・・・中略・・・・・・
彼らは王の言うことを聞いて出かけると、見よ、彼らが東方で見た星が、彼らより先に進んで、幼子のいる所まで行き、その上にとどまった。彼らはその星を見て、非常な喜びにあふれた。そして、家にはいって、母マリヤのそばにいる幼な子に会い、ひれ伏して拝み、また、宝の箱をあけて、黄金・乳香・没薬などの贈り物をささげた。そして、夢でヘロデのところに帰るなとのみ告げを受けたので、他の道をとおって自分の国へ帰って行った。
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この人たちが『東方の三博士』と呼ばれる人たちです。
星を見たのは、彼らだけではありません。

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ルカによる福音書より

さて、この地方で羊飼たちが夜、野宿しながら羊の群れの番をしていた。すると主の御使(みつかい)が現れ、主の栄光が彼らをめぐり照したので、彼らは非常に恐れた。御使は言った、「恐れるな。見よ、すべての民に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える。きょうダビデの町に、あなたがたのために救い主がお生れになった。このかたこそ主なるキリストである。あなたがたは、幼な子が布にくるまって飼い葉おけの中に寝かしてあるのを見るであろう。それが、あなたがたに与えられるしるしである」。
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イエスが生まれたときの、この輝く星。
このことを知らずに、以前ご紹介したアーサー・C・クラークの『星』という作品を読んでも面白くないかもしれません。
流れでは分かるかもしれませんけど。

SFは宇宙という神秘を扱うことが多いので、神についての考察も多くなるのでしょうか?
キリスト教の知識があってこそ楽しめるものも多く、いやでも覚える気がします。

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2008年12月24日

『愛すべき北イタリアの隣人たち』

『愛すべき北イタリアの隣人たち』An Englishman In Verona
ティム・パークス

南仏プロヴァンスに移住して大ヒット本を書くことになったイギリス人、ピーター・メイルさん以外にも、イタリアなどに移住したイギリス人は多いようです。
そしてやはり風物を描きたくなるようです。

ティム・パークスさんという人もそうなのですが、彼が移住したのは「北」イタリア。
そこがちょっと面白いところです。

彼の移り住んだ地方ではクリスマスシーズンになると濃霧になるそうです。
そしてここでの地方料理はというと――

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〜クリスマス万歳!Viva, viva, Natale arriva! からの一節〜

安いほうのデパート「スタンダ」で、人々はどたんばの買物――手製の「キリスト降誕シーン」に付け足すための小さな飾り物を運ぶ。「ヒツジ」をもう一匹か二匹、うっかり買い忘れていたプラスチック製のまぐさおけに入れる作り物の「干し草」、中に豆電球を仕込んだ「お星さま」。売り場にはそうしたものを入れたビニールの包みがたくさん並んでいる。「東方の三博士(マギ)」はバラでも、三人まとめてでも買える。

けれども、なんといっても最大の関心は食品に集中する。食べ物はおろそかにできない。思わず眉を吊り上げてしまう値段にもかかわらず、惣菜売り場(デリカテッセン)には客が群がっている。ヴェネト州には伝統的なクリスマス・ランチというものはない。しかし、だからといって、人々がこの祝祭にあまり興味を持っていないと思うのはまちがいだ。決まったメニューがないということは、型にはまる恐れがないということだ。パルマ・ハムとサラミはつぎからつぎへと驚異的な速さでフックからはずされてゆく。ロシア風サラダ、黒オリーブ、緑オリーブ、「モスタルダ・ヴィチェンティナ」と呼ばれるオレンジその他の果物のねばっこい砂糖づけ――ありとあらゆる珍味佳肴がヘラですくい取られ、プラスチックのお持ち帰り容器に詰めこまれる。気短そうな老人がヨイショとパルメザンを1個丸ごと持ち上げる。
「これでどのくらいの量だね? 100ポンドか?」

肉屋がふたり(もちろん、信頼できる業者(ディ フィドゥッチァ))、周辺の農園や飼育場から仕入れてきたカモ、七面鳥、ガチョウ、ニワトリを荷下ろししている。それに極上牛肉の大きな切り身がごっそり。生活力旺盛な農夫たち(コンタディーニ)はそれらを売った金でコテキーノ・ソーセージを買い求め、ポレンタ(トウモロコシ粉を練った料理)を作るのだ。一軒、珍しい店があって、ウィンドーにさまざまな色の打ち立てパスタを並べて売っている。緑色のホウレンソウ・パスタ、沼のようなふしぎな色のアーティチョーク・パスタ、赤いピーマン・パスタ、茶色のチョコレート・パスタ・・・・・・
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2008年12月23日

イタリアのうなぎ料理

前にご紹介したダニエラ・オージック著『イタリアの四季の暮らし』La buona vita di Basilicataでは、このような一文があります。

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午前零時になる前に始まる元旦の晩餐、これがまた料理人にとっての大舞台です。日本人が夏場に大変よく食べるウナギ、その中でもいちばん大きいオオウナギを使います。
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パンツェッタ・ジローラモ著『食べちゃお イタリア!』La dolce vitaでも、うなぎ料理について語られています。

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  僕の故郷、港街ナポリのナターレ及びカポダンノは、まあ当然ですけど魚料理中心。ヴォンゴレやスカンピ(手長エビ)のパスタに、海の幸のフリット(フライ)、ゆでたバッカラ(干ダラ)、そして忘れてならないカピトーネ(大鰻)とアングイッラ(鰻)。ちなみにカピトーネはでっかく成長したメスのアングイッラのことらしい。ほかの魚は普段でも食べるけど、鰻はナターレシーズンに限られた「鰻のないナターレのテーブルなんて・・・・・・」と言われてもしかたないほど、なくてはならない特別料理なのであります。
  というわけで、この時期にわかに繰り広げられる鰻の売買は、ナポリの暮れには欠かせない風物になっている。魚屋や市場はもちろん、メルジェリーナ港や湾岸道路カラッチョロ通りにも、露天の鰻売りが並ぶ。夕刻、暗くなったナポリ湾のぐるりに灯る鰻売りの青白い電球は、ナターレのもうひとつのオーナメントといってもいいだろう。
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日本で生まれ育ったわたしにとっては、うなぎからはどうしても夏のイメージがぬぐえませんが――。
実際にどんな料理かということは、どちらの本でもあまり詳しく語られていなくて、『食べちゃお イタリア!』で「ぶつ切りにされ、カラリと揚げられて」というフレーズがあるのみです。

これもまた「うなぎを使う」というところまでは同じでも、土地によっていろいろな調理法なのでしょうか?

追記:こちらでフライの写真が載っておりました。
http://www.iolove.net/paese/na_p1.html

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2008年12月22日

『極楽イタリア人になる方法』

『極楽イタリア人になる方法』Il Paradoso Degle Italiani
パンツェッタ・ジローラモ

ジローラモさんの本に戻ります。
ジローラモさんはNHK教育テレビ イタリア語会話に出ていたとき、よく見ていました。
テキストも4月号5月号くらいまでは買ったのですが、イタリア語は覚えていません。
記憶しているのは、イタリア語会話のやわらか〜い雰囲気と、もう一人のイタリア人ダリオ・ポニッシィさんの顔が好みだったということだけ。

今は他の語学講座もかなり「面白」色を強くしているようですが、当時のロシア語会話なんて、なんかこうスチールを思わせるような無味乾燥さがあり、それがまた面白かったものです。

では、ジローラモさんの本からまた一節。
ちなみにご存知の方も多いでしょうが、『ナターレ』=クリスマスですって。

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  日本でもそうだし、まあ世界じゅうどこでも同じだろうが、イタリアでも大きな祭日には決まった特別料理をつくる。イタリアとひと口に言っても、北から南までたくさんの地方があって、地形も気候も歴史も全然違う。そうなれば当然料理だって違ってくる。流通の発達にともなって、どこの街に行っても食べられる料理が多くはなったが、もとは今よりずっと地域色あふれるものだったのだ。
  しかし、祝いの日の料理となると、昔からの伝統に根づいたものが多い。たとえ同じ祭りを祝うにしても、食べるものは違うわけだ。例えば、イタリアの正月にはザンボーネとレンティッキエ(詰めものをした豚の足とレンズ豆)がつきものと思っている人が多いけど、もとはエミリア・ロマーニャ地方の料理らしい。きっと美味しいからイタリア全土に広がったのだろうが、ナポリの伝統を守っている家庭ではつくらない。
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『イタリアン』とひとくちに言ってしまうことが多いけれど、実は土地によってかなり違う――でもついついひとまとめにしてしまいます。
もっといろいろと食べたり旅行したりすると、同じイタリアでも私はここが好き、というように違いが分かるのでしょうね。
ジローラモさんの本は幾つか出ていますが、ナポリという港町の風物が垣間見られて面白いです。

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  ここで僕はひとつ言っておきたいことがある。野菜料理に注目していただきたい。ペペローニ・インボッティーティにしてもインサラータ・ディ・リンフォルツォにしても、材料はみんな冬でも手に入るものばかりだ。古くからある料理だし、まあ当たり前といえば当たり前だけど、日本の人にも、イタリア料理だって日本料理と同じくらい季節が大切ということをわかってほしい。真冬にインサラータ・カブレーゼ(トマトとモッツァレラとバジリコのサラダ)なんて食べる人はいない。クリスマスカラーだかなんだか知らないが、ナターレにこんなメニューはやめてください。
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この文には、なるほど、と思いました。
そうですよね、まあちょっと冬には合わないかな、と思うのに、このメニューっていつでもありますよね・・・・・・

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2008年12月21日

『イタリア トスカーナに暮らして』

『イタリア トスカーナに暮らして』The Tuscan Year
エリザベス・ローマー

昨日は、イタリアにはたくさんの文化、食文化がある、ということで終わりましたが、トスカーナの食卓に関して興味深い本を書いているのがエリザベス・ローマーさんです。
移り住んだウンブリア地方の農家の主婦シルヴァーナの料理を中心に、風物を描いています。

お料理が好きな方には、冬休みなどにぜひお勧めの一冊です。
わたしはひとつも作ったことはありませんが、読むだけで楽しんでいます。
トスカーナの料理は質朴な雰囲気を漂わせながら、イタリアらしい感じ――ひとことで言うと「うまそ〜♪」な料理のようです。

この本は月ごとに章が分かれています。
クリスマスのある12月から一節、ご紹介します。

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〜12月 からの一節〜

12月には祝宴があいつぐ。

クリスマス前の日曜日から,1月6日の公現祭までお祭り気分がつづくのだ。この日曜日の昼食は,シルヴァーナの兄のパウロとその妻のアンナ,息子のロベルトが遠くから訪ねてくることになっている。シルヴァーナは,日頃なかなかつくる機会のない料理を家族に御馳走しようと,張り切っている。

当日は,朝早くから起きてタリアテッレをつくる。小麦粉1キログラムに卵を6個使う伝統的なパスタのレシピだ。スパゲッティのような細めんには卵を使わないが,自家製パスタや,店から買ったものでもリボンパスタなどには卵がはいっている。

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それからすごーくおいしそうな料理の様子や作り方が続きます。

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クリスマスの日,オルランドとシルヴァーナとサウロは三人だけで静かな昼食をとり,ギフトを交換する。

サウロは自転車などの高価な必需品をもらうが,彼らの本来の習慣では,ギフトのやりとりはない。クリスマスが贈り物をもらうための祝日にすりかわってしまった近頃の風潮からはほど遠いのが,彼らの伝統あるクリスマスだ。シルヴァーナもオルランドも,その日だけは,いつものあわただしさを逃れてゆっくりとくつろげる,貴重な一日を楽しむのである。

夕方になると親戚を訪ねたり,客を迎えたりもする。

2週間にわたる祝日のあいだには,客をもてなす昼食やディナーが何度もある。そのたびにカルドンを料理し,砂糖漬けの果物やチョコレートをいっぱい詰めたパネトーネをふるまう。ダイニングルームのサイドボードにはビスコットやオレンジ,クルミ,干しイチジクが,おもてなし用に毎日並ぶのだ。

元気づけにヴィンサントと卵を煮つめたザバイヨーネをつくり,アーモンド・ビスコットにはきれいなグラスに入れたヴィンサントをいっしょに出す。

オルランドは知人,友人が立ち寄るたびに,アスティのスプマンテを何本もあけて,新しい年を祝う乾杯をくりかえすのだった。

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2008年12月20日

パネットーネ

先日ご紹介した『イタリア四季の暮らし』、お正月の章では次のような文があります。

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そして、ついに12月31日がやってきます。聖シルヴェストロの夜、といわれる大晦日の晩は、花火とシャンパンとパネットーネ。そして午前零時の鐘が鳴ると同時に、キスをして、抱き合って、おめでとう!
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そして、欄外に説明があります。
「パネットーネ:円筒形のクリスマス用フルーツケーキ。ミラノ名物だが、今はイタリア全土に普及。」

今ではクリスマスシーズンになると、日本のスーパーでも「パネットーネ」と書かれたお菓子が売られています。
イタリアではクリスマスにこのお菓子を食べます、というような説明が添えられていたりします。
最初はミラノの名物だったのですね。

パンツェッタ・ジローラモさんの『極楽イタリア人になる方法』という本の中でも、クリスマスに関してパネットーネのことが出てきます。

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  今は12月。東京の僕の家にもイタリアからパネットーネやらストゥルフォリ(ナポリのクリスマス菓子)やら、ナターレ(クリスマス)気分いっぱいの小包がとどた。おかげで毎朝、朝食のトースト(日本にはコルネットがないので)の代わりにパネットーネを食べ、心もお腹もすっかりナターレに浸っている。すると、家内が笑いはじめた。
「イタリアの朝は、熱いネスカフェとパネットーネで始まる、ハハハ」
  なにを言ってんだろ、この人は。
「そういうコマーシャルがあったのよね。そんな人っている?」
  世界は広い。そんな人もいるだろう。ただし、そんな人はイタリア人ではない。
  僕が今、パネットーネを大喜びで毎朝食べているのは、今がナターレだからなんだ。ナポリがパネットーネの本場じゃないからかどうかは知らないが、ナターレシーズン以外にパネットーネなんて売っていない。だから、ナターレが終わって新年になると「プレンディ・トゥレ・パーギ・ウーノ(3個で1個のお値段)というパネットーネ出血大御奉仕があったり、パスティチェリーアによっては売れ残りのパネットーネを使ったお菓子がずらりと並ぶ。
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ちょっと長くなってしまいましたが、ジローラモさんのお話はつながりが面白いので、一部分だけ引用するのは難しいのです。
お暇があれば、この本、手にとってみてください。

とにかく、ここでも「ナポリはパネットーネの本場ではないからか」と言われていて、かつては一地方の名物だったことをうかがわせます。
わたしが『イタリア』と思うとき大雑把に考えてしまいますが、イタリアはたくさんの国がそれぞれの文化を花開かせた国、一律ではないということを新たに思わせられます。

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2008年12月19日

『イタリア四季の暮らし』

『イタリア四季の暮らし』La buona vita di Basilicata
ダニエラ・オージック

この本の中で紹介されている子供時代は、ポテンツァという山の中の街で展開されます。
イタリアは暖かいイメージですが、四季があり、冬はかなり寒いようです。
イタリアではクリスマスのことを『ナターレ』と言うのですね。

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〜ポテンツァに降る雪 La neve a Potenzaからの一節〜

12月の初めにまずしなければいけない大事なこと、それはクリスマスのプレゼピオの準備です。日本人がひな人形を箱から取り出すのと同じように、私達はプレゼピオの「人形」の包み紙をあけるのです。

羊飼いに羊達、犬、狩人、東方の三博士、馬小屋、牛、ロバ、小さなかいば桶。かいば桶の中には12月25日になったときに、赤ちゃんのイエスを置きます。イエスの誕生を表すわけです。

それは細かな作業です。父はハンティングに行ったときに苔を持ち帰ってくれました。木切れや紙粘土を使って風景も作ります。湖は鏡で作っていました。雪は脱脂綿か小麦粉。古い人形ほど愛着が湧きます。時には、折れた腕や足を糊ではりつけて直さなければならないけれど、捨ててしまうことはしません。


〜モンテミローネに家族が集まる Riunione di famiglia a Montemiloneからの一節〜

クリスマスの日、祖父が広場まで行くのに支度をしていました。「子供達は用意できたかね?」と祖父。私達3人は新しい靴を履き、新しいコートを着て、クリスマス用にとてもおしゃれをしています。背の高い祖父はボルサリーノの帽子をかぶり、エレガントなコートを着て、私の手を引いて颯爽と歩きます。私は祖父についていくためにぴょんぴょん跳ねるようにして歩きました。祖父はいつでも、孫みんなの自慢だったのです。

私達はクリスマスの挨拶をしに親戚巡りをして、最後にまた広場にやってきます。そこには祖父の友人がたくさん集まっていて、みんなが私達に心のこもった挨拶をしてくれます。そして、学校のことを聞いたり、素敵な服だねと褒めてくれたりしました。

教会には、前の晩に行っているので行きません。

教会にも大きなプレゼピオがあって、午前零時になると司祭が赤ちゃんのイエスをかいば桶に置くのです。私達は自分達のイエスを誕生させるために、ポテンツァから赤ちゃんイエスを持っていったものでした。

イタリア人にとって、家族の結び付きは神聖なものです。プレゼピオの慣習はその象徴であり、家族でのプレゼピオ作りは、お互いの絆を強め、確認するものでもあります。

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2008年12月18日

クリスマスの映画

わたしは古典的な映画が好きなので、クリスマスというと古い映画が浮かびます。

やっぱりタイトルになっているものはどうしても頭に残るので「ホワイトクリスマス」。
I'm dreaming of a white Christmas 〜♪
メロディが浮かんできます。

最後にあんなふうにほのぼのできるのは、かつての時代の映画ならでは。

それから「34丁目の奇跡」――これは白黒のほう。
ああいった単純なストーリーは昔なら信じられる。
でも現代を舞台に描かれても嘘っぽい。
かといって、リアルにするべくいろいろ手を入れられてしまうと――シンプルだからいいんです。

白黒映画だった頃の古い「34丁目の奇跡」は大好きです。

「素晴らしき哉、人生」も入れてもいいかもしれません。
クリスマスの日に起こった話ですから。

これも白黒時代の映画ですが、それにしては少し長く130分くらいあったと思います。
こういうのも現代だとこのままのストーリーではちょっといただけないかもしれませんが、古き佳き時代の香りがあり、心があたたかくなります。

クリスマスって――今と昔では違うのかもしれません。
わたしは映画ではレトロなクリスマスに浸るのが好きということなのかな・・・・・・

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2008年12月17日

もみの木

『ムーミン谷の仲間たち』の中の短編です。
クリスマスをテーマにしています。ちょっと面白い感性の作品だと思います。

トーベ・ヤンソン女史が本に描き出したムーミン谷の物語は、アニメでおなじみのイメージとは少し違います。

古くは岸田今日子さんの声で有名な「ムーミン」。
でもこれもだいぶ違っています。
日本風の価値観や考え方に染まっていますし、多少共通するキャラクターが出てくることもありますが、かなり違う役割を割り振られていることもあります。

これはこれで、本とは違うものとして楽しんだほうがよいです。

新しく作られた『楽しいムーミン一家』は原作に忠実と評判です。
確かに、最初の頃の話は本と同じ物語が、本と同じ展開で進みます。
それなのに、本にある何か深い感慨のようなものや、気温の低さを感じさせるような神秘的な感覚がなくなっています。
明るいのです――まさに「楽しい」ムーミン一家。

これも本とは違うものとして楽しむべき、とわたしは思います。

『楽しいムーミン一家』、後のほうになると作者が弟と描いていたマンガを原作としたものが多くなり、これまた本のムーミンとは違います。

わたしは「ムーミン」「楽しいムーミン一家」トーベ・ヤンソンのムーミンシリーズ、どれも好きです。

なぜ、こう語っているかというと、アニメのイメージを持って『もみの木』を読んだら、なんか違っているなと違和感があるだろうと思うからです。
すると違和感に気をとられて、物語そのものを鑑賞できなくなるおそれがあると思うのです。

アニメのムーミンの印象は横に置いておいて、ヤンソン世界のムーミンたちの「もみの木」を楽しんでください。

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2008年12月16日

クリスマスの思い出

トルーマン・カポーティ著「クリスマスの思い出」が好きです。

古い新潮文庫では「ティファニーで朝食を」と同じ本に収められています。
「ティファニーで朝食を」を読もうとして買い、この作品に大変魅せられました。
今は「クリスマス・メモリ」というタイトルで紹介されているらしいです。

これ以上の説明はやめておきます。

もうひとつ、文学から。ドーデも好きなので。

『風車小屋だより』というアルフォンス・ドーデの作品の中にも、クリスマスにちなんだ話があります。
「三つの読誦ミサ」です。

フランスのある地方に伝わるお話、バラゲール師の逸話で、おいしいご馳走に目がくらんでしまった司祭が出てきます。

もうひとつ、クリスマスかと言われると微妙ですが、SFから。

「星」
アーサー・C・クラーク著です。

短めの短編で、『天の向こう側』という本に収められていたと思います。
ちょっとしたアイディアだったとしても――SFってそういうこと多いですが――、それをアレンジする腕によって変わると思うんです。
クラークはやはり上手いです。

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2008年12月15日

聖なる夜の犯罪

聖なる夜――と言えば、クリスチャンにとっては当然クリスマスです。
クリスマスを舞台にしたミステリーのアンソロジーです。

そういうのはたくさんありますが、もともと好きだった『クリスマス12のミステリー』に加えて、わたしはこれもなかなか好きです。
「小さな敷居際の一杯」シャーリン・マクラム
「クレセント街の怪」ピーター・ラヴゼイ
「ホッ!ホッ!ホッ!」アイザック・アシモフ
が特に好きです。

忘年会のシーズンだし、じっくり本を読んでいる気分じゃありませんよね。
年末に向けてやらなきゃならないことたくさんあるし、本を開いてもゆっくり楽しむのが難しいですよね。
だから、そんな暮らしの中でふとクリスマスを楽しむには、短編がいいのです。

やっといろいろな用事が片付いた午後の休息のひとときや、金曜日に飲み会のなかった帰宅電車の中などで、ひとつだけ読むことができるから。

では、最後に、アシモフの作品の1行を引用してこの記事は終わりにします。
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 バラノフはユニオン・クラブの図書室へ、その眠たげな雰囲気とはおよそふつりあいな、喜ばしくも威勢のいい空気をもちこんだ。
「メェェェリー・クリスマス」彼は声をかけた。
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2008年12月14日

クリスマス13の惨劇

クリスマスは愛と平和のシーズン――この季節だけは、みんな、愛に満たされようよ。
・・・・・・ということは、裏を返せば、この季節以外は厳しい世の中だってことですが、だからこそこんなにクリスマスは愛されているのだと思います。

キリスト教国というのは先進国が多いですし、当然、競争だってたくさんあります。
裏切りもあるし、相手を打ちのめすこともある、でも今だけは――! と夢見るのがクリスマス。

日本はキリスト教国とは言えませんし、別に愛に浸れなくてもいい、という向きもあると思います。
ただ、この愛のシーズン、美しい幻想に満たされる時季であるだけに恐怖が引き立つ季節でもあるのです。
せいぜい24日しか盛り上がらないし、飾りだけはどこでもかしこでもやっているけれど特に宗教的・民俗的な意味合いはない日本では、クリスマスに事件があったと言われても、
「あら〜、クリスマスなのにねえ。それにもうすぐ新年だったのにねえ」
なんて程度。

でもこの本を読むときは、どうぞクリスマスは欧米イメージで楽しんでください。
そうすれば、惨劇がより陰惨なものに感じられるでしょう。

この本の中でわたしが特に気に入っているのは、
「目隠し鬼」ジョン・ディクスン・カー
「クリスマスイブの惨劇」スタンリー・エリン
です。
どちらもゴシック調な雰囲気があります。
わたしはそういうのが好みなのだと思います。
また、クリスマスにはこういうのが合うと思うのです。

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2008年12月13日

クリスマス・プディングの冒険

クリスマスのおすすめ、前回のアシモフの序文に引き続き、今度も序文。
アガサ・クリスティー『クリスマス・プディングの冒険』。

アガサ・クリスティーは言わずと知れたミステリーの女王です。
大好きでして――たぶん、このなんともいえないイギリスらしさみたいなものが好きなのだと思います。

「クリスマス・プディングの冒険」は、少し長い中編くらいの作品でエルキュール・ポアロ。
他に短編がいくつか収録されています。

「クリスマス・プディングの冒険」も好きではあるのですが、序文でアガサ・クリスティーが語る幼い頃のクリスマスの思い出が大好きです。
おいしそうな食べ物や楽しいゲームや、クリスマスのいろいろなこと。
それが「クリスマス・プディングの冒険」の中にも生かされています。

頑固で不愛想な料理女が出てきたり、今や年をとってよぼよぼなのにこのハレの日の給仕をする執事が出てきたり、古き良きイギリスムードがよく出ていて好きです。
家の女主人が執事を心配して、「いつかプディングを落としながら倒れるのではないかと心配にもなるが、もうやめて若い者に任せろと言ったら傷ついて立ち直れないだろうから」というようなことを言うシーンも好きです。

プディングにはいろいろなものが入っていて、切り分けた部分に何が入っているかで運勢を占います。
指貫が入っていたら、その人は結婚できないのだそう――

こういう家族のクリスマス、いいなぁ〜と思います。
昔から翻訳本を読むことが多かったせいか、わたしにとってのクリスマスのイメージって「恋人同士の素敵なディナー」より「家族」です。
恋人同士もどちらかの家族のところに招待されて過ごすのが、クリスマスのイメージです。

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2008年12月12日

クリスマス12のミステリー

クリスマスのおすすめ、なんといっても一番は、アシモフ。
『クリスマス12のミステリー』というアンソロジーを編んでいます。
その中にアシモフ自身の短編ミステリーもあり、それも良いのですが、お勧めしたいのはまえがきです。

このアンソロジーの序文をアシモフが書いているのですが、それがいいのです。

ここまでで、「アシモフって?」という方のために説明しますと、著名なSF作家です。
ミステリー作家としてもかなり有名です。
ロボット三原則の生みの親で、ロボットものも多く書いています。

そういう人なのでホンダのロボットに「アシモ」と名前までつけられています。
ホンダは「アシモフ」からとったのではなく、何とかかんとか、という説明をしていますが、絶対そう!と思っちゃいます。
アシモフはソヴィエトからアメリカに移民してきたユダヤ人で、自分の名前はロシア風にアシモフではなく、アメリカ風にエージモフだとどこかで語っていますが、生きていたらあんなに画期的で精巧なロボットに自分の名前が冠されて喜んだろうと思います。

でもこの『クリスマス12のミステリー』は、SFは出てきません。
アシモフはアンソロジストとしてもいい仕事をしていて、良いアンソロジーがたくさんあります。
ここにはクリスマスにちなんだミステリー短編が集められています。

ここに収められている話の中では『クリスマスの万引はお早めに』がわたしは一番好きです。

でも一番気に入っているのは序文かもしれません。
クリスマスについて、民俗学的に面白いエッセイにまとめているので、一読の価値はあります。
――と、わたしは思います。

部分的にご紹介できるたぐいの文ではありませんので、お時間ある方はぜひ新潮文庫の棚へ足を運んでみてください。
古い本なので、図書館や古本屋さんにもあります。
序文だけなら数ページですので時間もかかりません。

ついでに短編ミステリーをいくつかお読みになると、クリスマス気分に浸れます。

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2008年12月11日

クリスマスシーズン

今月はクリスマスがあります。
アメリカドラマを見ていると、クリスマスと同時にハヌカーも言われます。

ハヌカーというのはクリスマスと同じ時期に行われるユダヤ教のお祭りです。
ユダヤ教とキリスト教は同じところに端を発しているわけですから、お祭り時季が似ているのも当然ですよね。

ハヌカーについて:Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%8C%E3%82%AB%E3%83%BC

「メリー・クリスマス」「ハッピー・ハヌカー」と言うのはドラマではよく聞きます。
でも節操なく言うわけではありません――そのへんが、やはり無宗教な日本とは違います。

『ダーマ&グレッグ』というドラマの中で、ヒッピー娘ダーマの両親を含めた有志がクリスマスの歌を歌ってまわっています。
キリスト教徒たちは「メリー・クリスマス」と歌っているけれど、そこでわざと皆は一拍待ち、ユダヤ人のラリーが「ハッピー・ハヌカー」と歌う間をとります。

ビバヒル、と呼ばれたビバリーヒルズ高校白書、青春白書の俳優たちがインタビューでそれぞれメッセージを言っているとき、ちょうどクリスマスシーズンだったため、宗教的な発言を避けて皆一様に「ハッピー・ホリデイズ」と言っていました。
――アメリカにはキリスト教徒、ユダヤ教徒以外にも、イスラム教徒とかいますものね。

人種のるつぼはいろいろなことがあります――。

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posted by Yuki at 08:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | @雑記 -Season- | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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