2011年07月22日

パウル・クレー

実は本物の絵を見たこともなく、画集を見たことさえありません。

一人暮らしをしていた頃、一番近いデパートをよくうろうろしていました。
住んでいたところはどの駅からもバスで10分かかるところでした。
あちこちの駅までバスや徒歩で行って、お店を見たり、コーヒーを飲んだりするのが好きでした。
でもお金はなかったので、ショッピングを楽しむことは、それほどできるわけではありません。
買うものといったら、安いものばかり。
その日の食べ物とか、古本とか、雑貨とか。
何も買わずに見ているだけのこともありました。
コーヒーも、値段の安い店ばかり選んで飲んでいました。

デパートの中の画材屋さんに、名画のポストカードが置いてあって、それを見るのが好きでした。
画集というと、一人の画家をテーマに絵が集められていますが、ポストカードならいろいろです。
ずらりと並んだいろんな画家のいろんな絵を見て、楽しみました。
わたしにとってのギャラリーでした。

そこでパウル・クレーの絵を見たのです。
まあるい顔のような絵――何なのかよく分からないけれど、なんとなく惹きつけられる絵。

ポストカードを買ってよく眺めていました。

わたしにとってのクレーはそこまでで、今でもポストカードの知識しかありません。
でも今でも忘れられない絵なのです。



パウル・クレー
http://www.paul-klee-japan.com/paulkleeandhiswork/index_02.html
http://www.kiraku.tv/category/31242/photo

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2011年07月21日

ルオー

わたしは綺麗な絵が好きで、昔のヨーロッパの画家が描いた本物みたいな風景画を好みます。
ドレスがまるでそこにあって、手で触れるかのように思える肖像画も。
果物や肉や死んだ鳥獣がまるで本当にあるかのような静物画も。

それらはとても美しく、本物みたいに見えるけれど、やっぱり絵です。
画家の目線、画家の恣意的な強調や誇張、画家の意思が入っていて、実際の風景とは違います。
そういうのが好きです。17世紀、18世紀くらいの絵です。

東京八王子にある村内美術館は、バルビゾン派の絵を集めた美術館でした。
バルビゾン村という風光明媚な村に集まった画家たちを、バルビゾン派と呼ぶと知りました。
ミレーやコローなどです。
この美術館では、バルビゾン派ではないけれど関連する画家として、クールベの作品も置かれていました。

もう少し昔の時代の絵が好きだけれど、バルビゾン派の絵も美しくて好きになりました。

ずっと見ていって、最後にバルビゾン派ではない絵が飾られていました。
その中のルオーの絵に惹きつけられました。

ルオーの絵はわたしの好む美とは違うものだったけれど、離れられない迫力がありました。
それ以来、ルオーが好きです。



ルオー
http://blogs.dion.ne.jp/yottyokky/archives/7415952.html

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2011年07月20日

デュフィ

デュフィを好きな理由は、「青の画家」という称号のためかもしれません。

青が好きです。
デュフィのタッチはゆらゆらと海の底のように揺れる線です。
それが青の中に沈んでいます。

デュフィの絵はドビュッシーの音楽を思わせます。
なぜか、わたしには――。
またはサティの音楽を――。

パリってイメージなのかもしれません。
“フランス”と大きく言ってしまうと、違うんです。パリ。
ドビュッシーやサティやデュフィがパリに住んでいたのかどうか、知りませんが・・・・・・。



デュフィ
http://www.allposters.co.jp/-st/Raoul-Dufy-Posters_c24030_.htm

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2011年07月19日

アンリ・ルソー

学生が終わって、引っ越した先には古本屋街がありました。

古本屋街というのは、趣があるものです。
古い紙も変色したような本があったりします。
ほこりにまみれた本もあります。
安かったり、すごく高かったり。

ある小さな古本屋さんは、美術が専門で貴重な本がたくさんありました。
入り口近くには安価な画集が置いてあり、よくそこを見ていました。
1冊500円。
そのはずで、画集だけど小さいです。文庫本を2冊か3冊並べた大きさ。
中ははじめの3分の1がカラー、残りはモノクロ印刷です。

アンリ・ルソーは前にポストカードを見たことがあり、好きでした。
その小さな画集を買うと、いろいろな絵を見ることができました。
ルソーの絵はどれも好きです。

とても心を魅かれる絵です。



アンリ・ルソー
http://www.korega-art.com/rousseau/
http://www.salvastyle.com/menu_impressionism/rousseau.html

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2011年07月15日

ムンク

ムンクといえば「叫び」です。
というのは、教科書に載っていたから。

わたしは教科書、好きなほうでした。
国語の教科書はもらったらその日のうちに目を通してました。
本として楽しんでいたのです。
図工や音楽の教科書も、画集や歌の本みたいに楽しんでいました。

ムンクの「叫び」を見たとき、本当に叫んでいるみたいだ、と思いました。
見たままを忠実に写すだけが絵じゃなくて、自分の心の目で見た映像を描く絵もあるんだ、と。

自分がつらいとき、苦しいとき、「叫び」を見ると共感します。
そして絵の中で叫んでいる人物に連帯感みたいなものがわきます。

もう人生もこの年になると、今は苦しんでなくても、つらかった記憶の1つや2つあります。
「叫び」を見ていると、そういうことを思い出したり、いろんなことがあるであろう未来を想ったりするのです。



ムンク「叫び」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%AB%E3%81%B3_(%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%A0%E3%83%B3%E3%82%AF)

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2011年07月14日

ゴッホ

ゴッホといえば、わたしにとっては「星月夜」なのです。

小学校の図工の教科書で見たのです。
「星月夜」という美しい名前なのに、おどろおどろしい空。
見ていると、目がぐるぐる回る気がしました。

糸杉がゴッホの見ている世界の何だかを象徴している、と説明がありました。
何を象徴していると書いてあったか、覚えていません。
ただその、絵が心に映る何事かを表しているということが印象的だったのです。

それ以来ゴッホの絵が好きです。
どの絵も、ゴッホの目に映る世界や風景なのだろう、と思えます。



ゴッホ「星月夜」
http://meiga.shop-pro.jp/?pid=7288026

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2011年07月13日

ピカソ

小学校だったか中学校だったか、当時は「図画工作」とか「美術」という授業がありました。
今はどうなのでしょう?

図画工作や美術の教科書の中には、有名な作品の写真が載っていたりします。
そこで初めてピカソの「泣く女」を見ました。

子供だったし、わたしは芸術的センスに欠けるタイプだし、「変な絵」としか思えませんでした。

「変な絵」だと思ったからこそ、すごいと思いました。
こんなに崩れて見えるのに、こんなに変に見えるのに、そこにいるのは確かに「泣く女」だというのが――

こういう表現の仕方があるんだ、と目が開いた瞬間でした。
素人目にも、適当に描けばこうなるというものではないと分かりました。
子供にも、誰でも描ける絵ではないと分かりました。

わたしは、何であるか分かりやすい、美しい風景画を好みます。
それまでわたしには理解できなかった、美しくない絵の、魅力と迫力について、初めて教えてくれた作品です。



ピカソ「泣く女」
http://www.tate.org.uk/servlet/ViewWork?workid=11871

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2011年07月12日

フラ・アンジェリコ

「受胎告知」――この絵を、読売新聞の日曜版で見ました。
当時は、日曜版に世界の名画が載っていたのです。

実は大人になるまで画家名は忘れていました。
でも絵は覚えていたのです。
マリアの位置、大天使ミカエルの位置。
そして聖母の表情はおすまししたようで、天使も淡々とした表情。
これは時代によるのかな、と当時のわたしでさえ思いましたが。

「受胎告知」というタイトルはずっと覚えていました。
感動したから覚えていたというより、古い時代の独特のタッチに違和感を覚えたから印象が強かったのです。

大人になり、フラ・アンジェリコという名前を覚えました。
エル・グレコや他の画家も「受胎告知」というタイトルの絵はたくさんあります。
でもわたしにとっては、このフラ・アンジェリコの絵こそが「受胎告知」です。



フラ・アンジェリコ「受胎告知」
http://www1.odn.ne.jp/~cci32280/ImageFraAngelico.htm

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2011年07月11日

ラファエロ

ラファエロの思い出は幼い頃のものです。

あの当時は行列が何でも当たり前でした。
ゴールデンウィークやお盆には高速は大渋滞。
渋滞って、本当にピクリとも動かない車の列。
たぶん、降りてドライブインでトイレに行ってジュース飲んで帰ってきても、1mmも動いていない。
そんな渋滞です。
みんな、いっせいに行動していたのです。夏休みをずらすとか、年末に帰省しないなんてなく。

そんな時代に、上野の美術館にラファエロが来たのです。
わたしは幼くて、妹はよちよち歩き。
母に連れられていた記憶はあるけど、父もいたはず。
3人だけで行くはずがない、とは思うけれど、映像としての記憶には父の姿がありません。

著名な2枚の絵はだいぶ手前から、ピクリとも動かない大渋滞。
通路はぎっしりの人、人、人。

この2枚の絵は鮮明に記憶に残っています。
母が絵葉書を買ったので、家に帰ってから長いこと宝物だったからです。
美術館にかかっていたところの映像は、思い出の中にはありません。
記憶の引き出しに固くしまわれてしまったようです。



ラファエロ
http://art.pro.tok2.com/R/Raphael/Raphael.htm

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2011年07月08日

オディロン・ルドン

わたしの家は、ずっと読売新聞をとっていました。
今は新聞をやめてしまいましたが、読売以外の新聞をとったことはありません。
選ぶ、というより、それ以外の新聞を取るという概念さえない感じでした。
読売新聞を読むことは当たり前すぎて、考慮するようなことではなかったのです。

子供の頃のわたしの世界には、新聞といえば読売しか存在していませんでした。
そして、日曜日になると、日曜版というのがはさまれているものでした。

その頃、日曜版には毎回1枚の名画が紹介されていました。
新聞なので――それも昔の――、画質がいいとはいえませんが、カラーです。
下にコラムのように説明が書いてあります。
画家のことや、その絵のことなど。

とても有名な絵で、わたしの知っているものの日もあります。
知らない絵のときもあります。
でも知らなくても、ここに載るってことは有名な絵なんだな、と思ってました。

ひとつ目の巨人が山の陰から覗きこんでいる、不思議な絵を見ました。
不思議なのは、絵の題材ではなくて、筆のタッチでした。
ぼんやりしたような、ふんわりしたような。

オディロン・ルドンの絵でした。
知らない画家でした。

でも忘れられなくて、大人になってから探したのを覚えています。



オディロン・ルドン「キュクロプス」
http://www2.plala.or.jp/Donna/redon.htm

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